※K&F Conceptよりサンプル提供
本記事執筆中に、タイムリーで見つけた下記投稿。
中国のインフルエンサー養成所
ライブ配信でモノ売る流れは確実に日本でも来るので、日本でもこの異様な光景を見れる日も近いかも pic.twitter.com/Wijd2flikW
— チャエン | 海外テック図解人 (@masahirochaen) November 7, 2020
近い将来、日本にもすぐにこんな時代来るだろうなぁというか、既にこういったセミナーをやってる人もいそうですが、こういったライブ動画配信がさらに過熱していけば、それに伴って映り方を意識するのは必然。
というわけで今回はVlogなどに必須といえるアイテム、「K&F Concept LED リングライト」2種のレビューをしていきます。
Contents
K&F Concept LED リングライト KF34.014V1 KF34.020 インプレッション
今回は、2モデル同時レビューです。
というのも、スタンド部分が異なるだけでリングライトは全く同じもの。
ユーザーによって使い方が異なると思いますが、
- 場所を問わず立ったまま撮影(フロア式)
- 卓上スタイルで撮影(卓上式)
このどちらがメインの使い方になるかで選べます。
リングライトは、既に様々なブランドからリリースされているため、一見すると同じように見えると思います。
しかしながら、本格的なカメラアクセサリを取り扱うK&F Conceptでは、
3台ものスマホを同時にセットできるうえに、マイクもセットできるアタッチメントが付属
しています。
撮影がスマホメインで、なおかつ複数台使用しているということなら、選択肢のひとつにしてみてはいかがでしょうか。
製品の特徴・概要
取説にも詳しい仕様は記載されていなかったため、今回はスペックは割愛しておきます。
また先ほど触れた通り、公式Amazonおよび公式サイトでは、それぞれスペックの違う別商材として扱われていますが、リングライト部分は同じものになります。
ただし、いわずもがなフロア式と卓上式で付属品が異なります。
ライト部分は1/4インチネジに対応しているため、既にある程度撮影機材がそろっていて、下記のような三脚をもっているとか、ライトスタンドを持っているのであれば、卓上型で充分。
1台ですべてをこなしたいならスタンド型を選ぶのがいいでしょう。
- スマホ3台同時録画
というシチュエーションが果たしてどれだけあるのかはわかりませんが、本製品のウリのひとつはこれです。
リングライトのサイズは11インチ(約30cm)で、3段階の調色機能と数段階の調光機能を搭載。両モデルリモコンが付属していて、フロアタイプにはマイククリップが付属しています。
安定感は保証しませんが、追加でアタッチメント類をうまく接合すれば、コンデジやミラーレス、一眼も設置できるかもしれません。
様々なモデルがありますが、どれもそこまで堅牢性や高級感はなく機能もほとんど変わりません。
LEDリングライトは、付属品による拡張性や価格で選ぶのがオススメです。
- スマホ3台同時録画可能
- ホットシュー付き
- 1/4ネジ対応で拡張性が高い
- 堅牢性は低め
- 作りが安っぽい
K&F Concept LED リングライト KF34.014V1 KF34.020 実機レビュー・評価・感想
「K&F Concept」商材の中でも、 LEDリングライトは単なる段ボール梱包。
一応オリジナル感はあるものの、化粧箱を見る限り、そこまで気合が入っていないのがわかります。
型番という型番はなく「KF34.014V1」「 KF34.020」という品番のみですが、付属品は異なるためそれぞれレビューしていきます。
K&F Concept LED フロアリングライト KF34.014V1
化粧箱・パッケージ
前述の通り、シンプルな段ボール梱包。
ただ、厚みはしっかりあるので、多少の箱潰れでも製品には傷がつかないよう配慮されています。
内部にはライトスタンド、リングライト、付属品がそれぞれ梱包されています。
【パッケージ内容】
-
LEDリングライト *1
-
ライトスタンド * 1
- マイククリップ * 1
- ホース * 1
- スマホホルダー * 3※1つはリングライトに装着済み
- スマホホルダー用アタッチメント * 1
- Bluetoothリモコン * 1
- ユーザーガイド * 各1
取説は英語、ドイツ語、中国語の3か国語に対応しています。
筐体・デザイン
リングライト
オール樹脂のプラスチッキーなもので、K&F Conceptのラベルがとってつけて貼られているだけの簡易的なもの。
堅牢性は期待できず、各部分全体的に作りが安っぽいです。
背面は排熱用の刻みがあります。
リング両サイドには、アクセサリーシューがあり、同社ならびに互換性のあるマイクなどを装着可能。
元々ついていたのを外した状態ですが、センターにはスマホホルダー(ホース付き)が設置できるようになっています。
ポール状のものに挿し込んで使えるためでしょうか。※左図同梱内容で連結する場合は画像左のように90°動かして使用します。
本リングライトは2パターンの連結が可能となっています。
プラスマイナスで調光、矢印が調色、赤いボタンが電源ON/OFFです。
ケーブルは充分な長さでスタンドを利用時でもある程度対応できます。
ライトスタンド
スタンドについてもコストカット感は否めず。材質は金属製(スチール?)で重量はソコソコあります。
オリジナルというよりどこかのノーブランドスタンドに、ラベルシールが貼ってあるだけのシンプルなものです。
ポール自体は金属ですが、長さ調節のレバーは樹脂製です。
リングライト自体の重量はかなり軽量なので耐久性は問題ないと思いますが、同じく堅牢性はそこまで期待できません。
60cmぐらいの台に乗せてはいるものの、室内で使うには十分すぎる長さです。
Amazonショップページは、(恐らくリングライト含めて)80~242cm、公式サイトは87~202cmと数値に大きな開きはあるものの、実寸で測ったところスタンドだけでも約190cmはあるので、俯瞰的な撮影も可能です。
折り畳み時は約50cmぐらいまで格納できます。
手持ちでは持ち運びたくはないですが、車移動等機材をまとめて運ぶのであれば充分コンパクトになります。
K&F Concept LED 卓上リングライト KF34.020
化粧箱・パッケージ
同梱内容が小さい分、卓上型のパッケージはだいぶ小さいです。
【パッケージ内容】
-
LEDリングライト *1
-
ミニ三脚 * 1
- 自由雲台 * 1
- スマホホルダー * 3※1つはリングライトに装着済み
- スマホホルダー用アタッチメント * 1
- Bluetoothリモコン * 1
- ユーザーガイド * 1
筐体・デザイン
※リングライトは同一商品なので割愛。
卓上タイプのスタンドは自由雲台付きのミニ三脚です。
脚は二段階調節可能で、コンデジやミラーレス、アクションカメラやジンバルカメラなど汎用性高く使えます。
ちなみに三脚は同社マイクと同一のものです。下記記事でも少し紹介しているので、合わせてご確認ください。
同一付属品:Bluetoothリモコン、スマホホルダー、スマホホルダー用アタッチメント
Bluetoothリモコンは、中華製の同梱アイテム等でよく見かけるタイプ。
正直おもちゃ感満載の100均クオリティです。
卓上タイプを組み上げると画像のようになります。
リングライト中央のホース付きスマホホルダーは、360°回転できるだけでなく、フレキシブルに使えます。
真ん中のアタッチメントにネジが付いていて、リングライト、三脚(スタンド)、スマホホルダーを連結します。
ただこのパーツも樹脂製のため、頑丈とはいいがたいものです。
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K&F Concept LED リングライト KF34.014V1 KF34.020 使用感
LED100球以上で充分な明るさを確保
オート撮影のためややわかりづらいですが、最高輝度と最低輝度にて撮影。
144球、120球と表記が異なるため、正確なLEDの球数は不明。ですが少なくとも100球以上はあるようです。
サイズも11インチと大きいので十分な明るさとなっています。
調色は、3つから選ぶことができ、色温度は3000Kから6000K程度となっていて暖色から寒色まで網羅しています。
音質までこだわりたい派のためのアクセサリーシュー互換
画像は、同社のビデオマイク「CM-600」をセットした状態です。
ホットシュー自体も別売で購入できますし、動画配信やライブ配信の音にこだわりたければこういった使い方も理想かもしれません。
気になった点・注意したほうがいい点
心配なのはとにもかくにも耐久性や堅牢性。これ以外にありません。
AliExpress等でも、リングライトのみでいえば、実は数百円で購入できてしまいます。いずれも似たようなクオリティで、どこに及第点を置くかにもよりますが、本製品は、
玄人向けカメラマン向けのアクセサリを多数扱うブランドのリングライト
ということ。
ショップページの“2020年進化版”といった文言はブランド価値を下げるだけなので出来れば辞めてほしいというのが本音です。
アクセサリーシューが備わったモデルは現状そこまで多くはないので、オリジナル言えばオリジナルですが、製品のクオリティはもう少し上げてほしいです。
とはいえ、どの製品も似たようなものと思えば選択肢になりうるのかもしれません。
K&F Concept LED リングライト KF34.014V1 KF34.020 総合評価
いくら脚(スタンド)が収納できたとしても、リングライトは置き場所に困るんですよね。
フロアタイプにせよ、卓上型にせよ、移動は室内で動かす程度で、基本固定で使うことになると思います。
日々メイクアップ動画をアップしている人や、リモートワークが主たる業務の人、生配信 、ビデオ通話、セルフィーなど、常に映り込みを気にする人はチェックしてみてもいいかもしれません。
調色機能があるので物撮り用ライトとして使うもよし、新たにリングライトを検討している方はチェックしてみてくださいね。
【総合評価】 | |
製品名 | K&F Concept 11 inch Selfie Ring Light |
総合おすすめ度 | 3.5 |
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