※メーカーよりサンプル提供
夜間のアウトドアでの必需品といえば、足元を照らしてくれるライトです。
とりわけ、何かしらの作業をしている最中などは、手元を照らす必要があったりと、両手を自由に使いたいともなればヘッドライトも必須アイテムです。
そこで今回は、2015年からプロ御用達のロングセラー商品「Litom LEDヘッドライト HP3A-S1」のレビューをしていきます。
Contents
Litom LEDヘッドライト HP3A-S1 インプレッション
「Litom LEDヘッドライト HP3A-S1」は、"Born for Your Nigh Activity"のキャチコピー通り、夜間のキャンピング、ハイキング、トレッキング、トレイルラン、登山、釣りなど、あらゆるアウトドアアクティビティに使えるヘッドライトです。
よく、明るさを売りにしている商材をよく見かけますが、ヘッドライトの場合、単に明るいだけでは不向きです。
本製品は、
手元や足元、進行方向を照らすのにちょうどいい明るさ
で、ジェスチャー機能まで搭載した、機能性重視のベストラー商品です。
スペック紹介
Litom MOTION SENSOR HEADLAMP | |
モデル | HP3A-S1 |
カラー | ブラック/グリーン |
---|---|
素材 | ABS |
防水規格 | IPX6 |
落下耐久性 | 1.5m |
電圧 | DC 4.5V |
LED | CREE XP-E |
使用電池 | 単4形電池×3※別売 |
明るさ | 10-168ルーメン |
モード(ホワイトライト) | ハイ:30h ミドル:55h ロー:120h SOS |
寸法 | 62 × 37 × 48mm |
本体重量※電池なし | 約50g |
※取説・ショップページ・公式サイトから抜粋
製品の特徴・概要
「Litom LEDヘッドライト HP3A-S1」の主な特徴は、
モーションセンサー対応ジェスチャーセンシング機能搭載
高輝度168ルーメンIPX6防水規格対応
CREE社製 XP-E 赤色・白色LEDチップ搭載
などが挙げられます。
また、国内における商標登録やPSE認証、プロアマ問わず5年連続高評価得るなど、実績の高いヘッドランプです。
- 絶妙な光量と多彩なモード
- モーションセンサーによるライトオンオフ
- 本体重量約50g軽量コンパクト設計
- 完全防水ではない
- センサー使用時は1つのモードのみ
Litom LEDヘッドライト HP3A-S1 実機レビュー・評価・感想
ヘッドライトなので、そこまで複雑な機構はありませんが、細かく見ていきます。
化粧箱・パッケージ
2015年からリリースされている(海外ではもっと前からかも?)商品なので、年々アップデートされているかもしれません。
パッケージにも日本語表記があり、完全国内向け仕様となっています。
【パッケージ内容】
- Litom HP3A-S18 本体 × 1
- 取扱説明書 × 1
筐体・デザイン
レンズ内センターに白色LED、左右2か所に赤色LED、(向かって)左下に赤外線センサーを配置。
全てのパーツが樹脂製で、作りはしっかりしていますがプラスチッキーです。
上部は、画像左のボタンが白色LED用の、右側が赤色LEDとなります。底面は電池ボックスを開く際のヒンジとなっています。
ヘッドライトの角度調節機構は、刻みが入っていてラチェットヒンジのようになっており、任意の角度に固定できるようになっています。
ただしここも樹脂製なので、耐久性がやや心配です。
電池ボックスの縁にはゴムパッキンが施されていて、密閉性を確保してくれています。
マニュアルもバッチリ日本語対応。
実は先日レビューした「Mpow H20」や、「Atmoko BH377A」など、多くの製品を輩出している、「Shenzhen Qianhai Patuoxun Network And Technology Co., Ltd.」こと『PATAZON』がリリースしている商品。
大企業が資本となっているだけあって、本製品についても抜かりはありません。
Litom LEDヘッドライト HP3A-S1 使用感レビュー
充分な明るさ、でも明るすぎない絶妙な輝度
「Litom LEDヘッドライト(HP3A-S1)」には、単4形電池3本必要です。※別売
“絶対に直視しないでください”と注意書きがあるにもかかわらず、誤って直視したところ目がくらみました(当たり前)。
明るすぎないといっても、照射距離は最大約110mとのことなので、一般的な懐中電灯と同等か、それ以上の明るさです。
ホワイトライト用のボタンを3秒間長押しすると、ボタンが緑に点灯し、ジェスチャーセンシングモードとなります。
手をかざすと、モーションセンサーが働き、より簡単にライトをオンオフできるようになります。
そしてこちらがレッド照射時です。
レッドの照射距離は、マニュアルによれば8m程度とのことなので、自転車のリアライトとしても使えそうです。
装着時、
【右側のボタン】
- ホワイトライト点灯:ハイ→ミドル→ロー→SOS→オフ
- 3秒間長押しでボタンが緑に点灯(ジェスチャーセンシングモード)※手をかざすとON/OFFできます
【左側のボタン】
- レッドライト:ハイ→点滅→オフ
カメラ側がオート設定のため、ホワイトバランス等自動補正されているためややわかりづらいですが、左から、ハイ、ミドル、ロー、レッドの順です。
いずれも真ん中あたりを一番強く照らし、周りをほんのり明るくしてくれるので、細かい作業などに最適な照らし方です。
電池を入れた状態でも90g程度の軽量設計
樹脂筐体のおかげも多分にあるとは思いますが、電池を入れた状態でも100gを切る軽量設計。
上部分にもバンドがあればさらに固定は出来るものの、軽量なうえに伸縮性のいい幅広のゴムバンドと、調節機能が備わっているためズレ落ちることはそうそうありません。
ヘルメットの上から装着することも、もちろん可能です。
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気になった点・注意したほうがいい点
「Litom LEDヘッドライト HP3A-S1」は、IPX6なので雨風があったとしても問題ありません。
しかしながら、IPX7やIPX8といった完全防水ではないので、水没までしてしまうとさすがに故障する恐れがあります。
加えて気になった点は、
センサー使用時はハイモードのみ
という点。
釣り限定になってしまいますが、夜間の釣りでは周りへの配慮はもちろん、魚への影響も含めて、明るすぎるとかえって邪魔です。
便利なジェスチャーセンシングモードですが、このモード使用時は常時ハイ/オフの切り替えしかできません。
せっかく輝度コントロールがあるので、全モードでモーションセンサー対応にしてほしかったです。
100均ヘッドライトとLitom HP3A-S1の比較
著者は釣り含め、趣味で動画チャンネルを解説するぐらいには、アウトドアの遊びが大好きです。
YouTubeゆるりアウトドアYURURI OUTDOORS - YouTube
まだまだコンテンツは少ないものの、夜間のアウトドアレジャーを楽しむことも多々あります。
そこでこれまで利用していたヘッドライトは100円ショップのヘッドライトです。
同じ単4形3本を使用し、これまで特に困ってはいなかったものの、少し灯りがぼんやりしているなという印象を受けていました。
LEDチップはもちろんですが、恐らくリフレクターの差が大きいのではないかと思います。
「Litom HP3A-S1」はくっきりはっきり照射するのに対し、100均ヘッドライトはややぼんやりしています。
ただ、100円でこのクオリティが出せてしまうと、「これでいいかな…」と思ってしまうのも本音です。
とはいえ、常に危険と隣り合わせの自然。自分の身の回りの安全を確保するためにも、しっかりと明るいヘッドライトはひとつ持っておきたいですね。
Litom LEDヘッドライト HP3A-S1 総合評価
ヘッドライト問わず、ライト関連商材といえば中華ブランドばかり。当サイトでも過去にいくつもレビューしています。
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ただ、どれもこれも高性能で、今回の「Litom HP3A-S1」も一発で虜になりました。
夜間のアクティビティだけでなく、夜間の作業、災害時などにも確実に使えます。どんなシチュエーションであれ、両手が使えるのはヘッドライトの強みです。
明るさ充分、でも明るすぎない、ユーザー評価の高い本製品を試してみてはいかがでしょうか。
【総合評価】 | |
製品名 | Litom MOTION SENSOR HEADLAMP |
総合おすすめ度 | 4.8 |