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GENKI Waveform レビュー|マルチポイント進化版2デバイス同時接続可能なハイクオリティ完全ワイヤレスイヤホン

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GENKI Waveform レビュー|マルチポイント進化版2デバイス同時接続可能なハイクオリティ完全ワイヤレスイヤホン

2デバイス接続可能なマルチポイント対応イヤホンは数あれど、音声の同時待ち受けのみだったり音楽再生のみだったり、どちらか一方に切り替わってしまったり、イマイチ満足度の高い製品は少ないものがほとんどです。

今回紹介する「GENKI Waveform」は、通話のみ音楽のみの2デバイス同時接続はもちろん、通話と音楽の同時接続にも対応したモデル。

Nintendo Switch関連のアクセサリーを数多く手掛ける『Human Things』ならではの魅力があるのかについて、イチゲーマー目線としてもレビューしていきます。

 

GENKI Waveform インプレッション

GENKI Waveform インプレッション

「GENKI」といえば、これまでもGENKI Dockこと『COVERT DOCK』や『SHADOWCAST』、『GENKI AUDIO』といった、Nintendo Switch関連のアクセサリが人気のブランド。

もちろん使い方次第ではSwitchのみならず、様々なデバイスと互換性があり、幅広い分野で活用できるアイテムを取り揃えています。

そして今回紹介する「GENKI Waveform」は、ズバリイヤホン。

冒頭でも触れた通り、いわゆるマルチポイントに対応したモデルですが、単なるマルチポイントではなく、イヤホン単体はもとより、ケースにも様々なギミックが取り入れられています。

ざっくり特徴をいうと、

  1. 複数デバイス同時接続
  2. aptX Adaptive、Adaptive ANC対応
  3. デュアルハイブリッドドライバー搭載HiFi IEM並みサウンド

通常マルチポイントは、切替が必要だったり同時接続できなかったりしますが、「GENKI Waveform」は、本当の意味で複数デバイス同時接続可能です。

Bluetooth SoCにはQualcomm社製(QCC3056)を採用。高音質低遅延のaptX Adaptiveや環境に応じてリアルタイムに対応するAdaptive ANC、相手側にクリアな音を伝えるCVC8.0、10mmネオジムドライバーとアーマチュアドライバーをそれそれ1基搭載した、ハイブリッドドライバー型のHiFi高音質なイヤホンとなっています。

上記の通りイヤホンとしてのスペックは充分担保されてますが、同時接続(DualStream)を可能にしているのは本機のケースによるもの。

通常TWSでは、イヤホンの収納兼充電の役割を担うことがほとんどです。

「GENKI Waveform」のケースには、Bluetooth受信機、オーディオ送信用ポート、USBオーディオ、イヤホンジャック、aptX Adaptive、サウンドミキサー、ワイヤレス充電といった機能を搭載しています。

Switchの対応コーデックはSBCなので、低遅延が求められるだけでなく、オンラインで通話しながら多人数で楽しむのが醍醐味。

ただ公式のボイスチャットは正直使えたものではないため、アプリやデバイスなど工夫する必要があります。

「GENKI Waveform」なら通話、音楽鑑賞、配信他、本機1台で様々なシチュエーションで活用できます。

少々値段は張りますが、デバイス問わず互換性も高いので、コンシューマーゲームはもちろん今までなかった“全く新しい”完全ワイヤレスイヤホンとして、幅広く使えそうです。

※Makuakeのプロジェクトページへのリンクです

  • 2デバイス同時接続
  • 低遅延高音質
  • 送受信対応充電ケース
  • ANCは今ひとつ
  • デザインが1択

 

スペック紹介

GENKI Waveform Earphones
モデル Waveform
カラー ブルー/ブラック
ドライバー 10mmダイナミックドライバー+バランスドアーマチュア※片側各1基
イヤホンタイプ カナル型
マイク 左右3
プロファイル HFP/HSP/A2DP/AVRCP/BLE
Bluetooth規格 Qualcomm3056
Bluetooth5.3
対応コーデック SBC, ACC, AptX, AptX-HD, AptX-Adaptive
連続再生時間 充電ケース併用:約42時間(ANC ON:約27時間)
イヤホン単体 : 約14時間(ANC ON:約9時間)※取説は7時間以上
充電時間 約1.5時間
周波数バンド Tx mode:2402MHz-2480MHz
Rx mode:2402MHz-2480MHz
RF出力 <0r=10dBm
周波数帯域 20Hz~20kHz
歪み(THD) <0.3%(1kHz/10mW)
ポート USB Type-C
ノイズキャンセル アクティブノイズキャンセル
防水性能 IPX4
サイズ イヤホン:26mm x 29mm x 18mm
ケース:73mm x 30mm x 45mm
重量 イヤホン:6.9g※取説は6.5g
ケース:51.1g

※取説・クラファンページ・公式サイトから抜粋

 

 

GENKI Waveform (ブルー) 実機レビュー

化粧箱・パッケージ

GENKI Waveform 実機レビュー

今回は正式リリース前のサンプルのため、正規品とは若干異なるかもしれません。

前面にGENKIのロゴ、上面にWAVEFORM、そして最低限のアイコンを記載させただけのグレー1色シンプルデザインな化粧箱です。※底面にはHUMAN THINGS

 

梱包資材すべてが紙で構成されており、プラスチック素材は使用されていません。

 

【パッケージ内容】

    • Waveform × 1
    • Smart Case × 1
    • シリコンイヤーチップ × 3(S,M,L)
    • ソフトメモリーフォームチップ × 3(S,M,L)
    • カスタムウイングチップ × 3(S,M,L)
    • USB-C to USB-Aケーブル × 1
    • USB-C to 3.5mmケーブル × 1
    • ユーザーマニュアル、クイックマニュアル × 各1

 

サンプル試供時点では英語のみでしたが、仏、西、独、日、韓、中(簡体字、繁体字)に対応していくようです。

 

筐体・デザイン

スマートケース

ケース筐体は樹脂製。

デザインはやや武骨な印象で、カラーはブルー/ブラック2パターンから選べます。

 

ケース前面に集音マイクとLEDインジケーターランプ。

 

背面にバンド切替とUSB-Cポートを配置。

 

ケース内部は一般的なTWSイヤホン同様、左右のイヤホン形状に合わせて格納します。

 

またL/Rの印字やポゴピンなどは従来と同じ仕様です。

 

重量はイヤホンを入れた状態で63g。イヤホン単体では6~7gを行ったり来たりしていました。

スケールが小数点切り上げ(最小表示1g)なので、ほぼ公称通りの重量です。

 

イヤホン

イヤホンもケース同様樹脂筐体で、カラーはケースと同じ配色、L/Rは赤で印字され、視認性もよくわかりやすくなっています。

ノズル太さ、長さは汎用的でイヤーピースは付属以外にも交換可能です。

Check

Waveformには、シリコンタイプ、フォームタイプ、ウイングチップそれぞれ、S・M・L3サイズのイヤーピースが同梱されています。

多くのブランドがシリコン製のみなので、これだけでもユーザーとしてはありがたいです。

 

本機は、フィードフォワード型とフィードバック型で採用されている、外向き・内向きのマイクでアクティブノイズキャンセリングを行う、正真正銘のハイブリッド型ANC技術を採用しています。

そのため、各所にベント(通気孔)が設けられています。

もちろんダイナミック型ドライバー+バランスド・アーマチュア型ドライバーをそれぞれ1基搭載しているハイブリッドイヤホンであることからも、それらに応じて設計されているのが確認できます。

 

ハウジング外側には、タッチセンサーとペアリングやバッテリー状態を示すLED。

GENKIのロゴが主張するハウジングからタッチセンサーまで、ほとんどのパーツが樹脂製なのは惜しいような気もしますが、タッチセンサーは広めに設計されており、意匠を感じるでデザインです。

 

 

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GENKI Waveform 使用感・評価・感想

GENKI Waveform 使用感・評価・感想

基本的な使い方は、従来のTWSイヤホン同様ペアリングしていきます。

 

イヤホンとペアリングできていれば上記の通り。

デバイス側が対応してさえいれば、aptX Adaptiveにて接続されます。

 

ケースとペアリングすると、"Waveform Dualstream"となります。

因みに画像はSwitchとスマホを同時接続した状態ですが、ACCにて接続されていました。

 

フラット傾向で各音域がクリアな原音に忠実なサウンド

※確認!

音質はデバイスの搭載チップや使用している音楽ソフトなど、環境、端末によって全く異なります。また、デバイスとの相性や趣向性、聴き手の好みにも左右されます。
当サイトでは、複数の端末でチェックしていますが、エージングまではしていません。数時間程度の視聴に加えあくまでも素人一個人の感想に過ぎないので、参考程度にご活用ください。(しばらく使って変化があれば追記します!)

まずイヤホンのみで使用した感想ですが、少なくとも筆者がここ最近使ってきたイヤホンの中では断トツにハイクオリティの音質です(といっても廉価モデルが多いので比較対象にするのはやや難がありますが…)。

装着して音楽を流してみると、率直に余計な味付けがされていないと感じます。

変なチューニングもされていないので聴いていて疲れにくいですし、クラシックなどでは奏者の息遣いまでしっかり聞こえます。

各音域がクリアで立体的。高音域は突き刺さるようなことはなく伸びやかに響きます。

またボーカルの迫力を充分感じられる中音域も、ごく自然な印象です。

低音も変な味付けが無く、ベースやドラムが心地よく響き、ロックなどのバンド音源からエレクトリックなEDM、ポップスなど全てのジャンルに相性がよさそうです。

ドンシャリイヤホンが好みだと低音にやや物足りなさを感じるかもしれませんが、低音もしっかり響いています。

金属ハウジングの響きや密閉性と比べるとやや劣るものの、シャープでキレのある、音場も豊かで奥行きのある音質です。

因みに今回の視聴では、備え付けのシリコン製イヤーピースMをそのまま使用しているため、フォームタイプやピッタリ合うイヤーピースを装着したら、また違った感想(低音がさらに際立つ印象)になるかもしれません。

通話品質は、CVC8.0の恩恵もあり、言わずもがな雑音もなくクリアに拾ってくれます。

屋内外問わずボイスチャットやビデオ通話など試してみたところ、相手側の不満はなく音質も良好との感想をもらっています。

ただ同技術を採用している廉価モデルも数多くあるので、それらと比較してもさほど差は感じないかもしれません。

また遮音性は、ベントやマイク用の穴がいくつも設けられてることもあり、高くもなく低くもなく樹脂筐体のTWS同様ごく一般的です。

フィット感もよく密閉性はありますが、ボリュームの上げ過ぎによる音漏れはある程度覚悟しておいた方がよさそうです。

 

追記:しばらく使用してみて

aptX Adaptive対応デバイスだけでなく、SBC、AAC、aptX、aptX HD、aptX LLといった様々な対応デバイスにて聴き比べてみました。

iPhone対応のAACコーデックや、aptX対応デバイスあたりだと、5000円以内の廉価イヤホンと大して変わらないのでは?といった印象。

本イヤホンを使うのであれば、LDACやaptX Adaptive対応デバイスを使った方が音質向上につながると思います。

またフォームタイプでの視聴も試しましたが、個人的に音質はさほど変わらない印象です。

 

ありそうでなかったDualstreamが秀逸

「Wavefom」の最大の特徴かつ目玉機能が複数デバイス同時接続。

ケースと端末1(画像はPC)とをUSB接続した状態で、今度はイヤホンではなくケース(Waveform Dualstreamという名前)を受信機として、スマホなどの端末2とペアリングさせます。

もちろん充電時など有線接続していたとしても、ケースを使わずイヤホンと接続することもできます。

 

音楽を聴きながら別の音楽を聴くというシチュエーションはそもそもないかもしれませんが、テストも兼ねて、SpotifyとAmazon Musicを同時再生しています。

画像の通り、まぎれもなく同時再生可能です(イヤホンから2つの楽曲が流れてきます)。

今回PC(Bluetooth5.2)とSwitchで試したところ、どちらかというとケースと接続した有線(USB接続)側の方が音声のボリュームが若干優位に立つ印象はあるものの、音楽も音声も同時再生しているのを確認できました。

また本機能使用時のボリュームは、最大にしても両デバイスの音声が割れることなく再生されます(そもそもそこまで大音量になりません)。※ボリューム云々に関しては使用デバイスによるかもしれません

因みにdualstream(スマートケースを用いて)接続時のテスト環境では、全てAACにて接続されています。

さすがに低遅延と言われているだけあって、どのモードでも遅延をほぼ感じることはありませんでした。

SwitchでFPSやTPSなどでプレイしてみましたが、違和感なく普通に遊べます。

Check

ケーブルは、USB-C to USB-AケーブルとUSB-C to 3.5mmケーブルが各1本付属していますが、今回はC to Aでのみテストしています。

 

機能豊富なスマートケース

「Genki Wavefom」のケースがスマートケースと呼ばれるているのは、単に受信機として複数同時接続するだけでなく、ケース自体が多機能だからと言えます。

そのひとつが、

  • 集音マイク内臓

ケースのマイク品質は決して高くないものの、全体の音を拾ってくれます。

メーカーに確信したところ、本機能はパーティーなど人が集まった際、周囲の音声そのまま拾えるよう搭載したとのことです。

スマートケースをUSB接続していない場合は、左耳イヤホンを3回タッチで音声アシスタント(Siri、Google Assistant)が起動する仕様ですが、USB接続時は同様の操作でイヤホンマイクからケースマイクへの切替えが可能です。

 

Waveform 充電

充電時は白色に点灯

また現在は廉価イヤホンですら標準搭載されているワイヤレス充電ですが、当然本機も対応しています。

 

 

気になった点・注意したほうがいい点

筆者個人的には、

  1. 価格
  2. デザイン

がやや不満です。

デザイン面含めてですが、本機は高級イヤホン並みの価格帯。金属ハウジングなどもう少し高級感があってもいいように感じます。

ゲーマーのニーズが詰まった製品なだけに、プラスチッキーなのに無駄にメカメカしく、ガジェット感を無理やり出しているようなややチャイルディッシュ(子供っぽい)な印象を受けます。※個人の感想

もちろん音楽鑑賞や映画鑑賞などでもハイクオリティサウンドを愉しめますし、高級イヤホンでも樹脂筐体を採用しているモデルはいくつもあります。決して樹脂筐体がダメということでは決してないことを強調しておきます。

ただ性能や音質にこだわっているだけに、ケース含めもう少し高級感を持たせることもできたのではというのが本音です。

とここまでは個人的な感想に過ぎませんが、次章にて性能面でひとつ気になったので記しておきます。

 

ANCは今ひとつ実感できず

Waveformには、ノーマル、アンビエント(外音取り込み)、ANCモードが備わっています。

アンビエントモードは比較的機能している実感はありますが、期待していたANCは、それほどでもなく。効いてるといえば効いているものの、完全な耳栓には程遠いです。

正直過去にレビューした下記廉価モデルの方が効いているのが明確にわかりました。

参考COUMI Freedom Dots ANC-861 ワイヤレスイヤホン レビュー|ANC機能搭載3000円台廉価TWSイヤホン

激しい騒音のある場所ではテストできていないことに加え、先述の通り備え付けのシリコン製イヤーチップで聴いているため、環境次第ではANCを明確に感じられるかもしれません。

 

 

GENKI Waveform 総合評価

GENKI Waveform 総合評価

防水性能はIPX4なので、やや心もとないとはいえちょっとした水滴程度なら気にせず使えます。

防塵性能はないため、屋外での大量の発汗の可能性があるエクササイズやには不向きですが、友達や家族、恋人と通話しながらのゲームや映画鑑賞、動画観賞など、特に屋内にて今までできなかったことができる一台です。

同時リリースの「Dock mini」もゲーマー(特にSwitchユーザー)にとっては魅力的ですし、今後はアプリ開発も予定しているとのこと。

価格はそれなりにしますが、「GENKI Waveform」はそれに見合ったサウンドと性能を持ち合わせたハイクオリティなイヤホンです。

【総合評価】
製品名 GENKI Waveform
ブルー
 総合おすすめ度 4.1

※Makuakeのプロジェクトページへのリンクです

 

  • この記事を書いた人

つっちー。

管理人の「つっちー。」です。 「非アクティビズム。」は、主に管理人が気になったモノやコトを紹介するエンタメメディアです。 ガジェット/アプリ/アウトドア全般

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