※COUMI様からサンプル提供
以前レビューした、COUMIの完全ワイヤレスイヤホンこと「TWS-817A」。その「TWS-817A」から新たにEQ(イコライザ)機能を搭載したアップグレード版が登場しています。
とはいえ、本製品はあくまでも5,000円はおろか、4,000円もしない廉価モデルのひとつ。コーデックはAAC/SBCとなっており、音質は価格相応です。
そしてこの度アップグレードにより、専用のEQアプリを用いることで、好みの音質に変えられるよう改良されています。
今回は、「COUMI TWS-817A アップグレード版」のレビューと、旧モデルとの比較をしていきます。
Contents
「COUMI TWS-817A」がEQアプリ対応、IPX7にアップグレード
型番が同じところからわかるように、筐体デザインや基本スペックは同じですが、前述の通り、専用EQ(イコライザー)アプリとの連携で、好みの音質への変更が可能です。
また、旧モデルはIPX5防水等級でしたが、IPX7等級に適合したことで、よりアクティビティでの利用の幅が広がりました。
全く同じ価格となっているため、従来モデルを購入した人にしてみれば痛恨の極みではあるものの、アップグレードモデルは、
- 同価格帯の廉価イヤホンとは一味違った楽しみ方ができるイヤホン
となっています。
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製品スペック・概要・特徴
アプリを利用しなければ、従来モデルと機能やスペックはほとんど同じです。
過去記事にて、詳しくレビューしてますので下記ご参照ください。
COUMI TWS-817A アップグレード版 実機レビュー・評価・感想
化粧箱・パッケージ・筐体・デザイン
化粧箱のデザインは従来モデルと同じ。
シンプルですが、「COUMI TWS-817A」専用に作られています。
【パッケージ内容】
- COUMI TWS EARBUDS EAR SOUL TWS-817A × 2
- TWS-817A用充電ケース × 1
- イヤーチップ(大・中・小) × 各1セット※中は本体に装着済み
- USBケーブル(Type C) × 1
- クイックガイド × 1
- 保証書 × 1
- 取扱説明書他 × 各1
パッケージの変更点はなく、同梱内容も同じです。
IPX7にグレードアップしているとのことですが、筐体デザインについても変更点はなく、充電ケースの形状も変更はありません。
少なくともトレーニング中の汗とかで壊れてはないから運動なんかには問題ないウキ!
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COUMI TWS-817A アップグレード版 使用感
アップグレード版に使うのは、上記「COUMI」というアプリです。
メーカーからもらったアプリの特徴をそのまま引用すると、下記の通り。
EQ Custom sound: personalize your sound experience, your music, your way
COUMI EQ APP have 3 EQ custom models for your free choose:
Artist music model: classic music style, country style, jazz, rock... all at your preference
Customized model: can calibrating your hearing sensitivity at multiple frequencies and intelligently analyzes the results to give you a truly personalized listening experience.
Free tuning model: You can customize your sound by adjusting the lows, mids, and highs to pump up your true wireless music experience.
簡単に言うと、3通りの方法でチューニングして、好みの音域を強調して楽しめるようイコライザー設定ができるアプリです。
- Artist EQ:クラッシック、ポップ、ジャズ、ロック、フォークのチューニングに合わせた音域を任意に選ぶ
- Customized Pre-set:2種類の聴覚テストで任意のチューニング
ただ、現状全て英語表記のため、今後のアップデートに期待ですね。
廉価モデルの音質をある程度カバーできるEQアプリ
今回はAACコーデックを利用していますが、SBCコーデックだからと言って音質が悪いとは思っていません。
最近の廉価イヤホンは、チップかドライバのおかげかわかりませんが、音質がかなり良く、正直著者のバカ耳ではそこまで聴き分けられません。
ただ、多ドラ有線イヤホンと比べるとやはり音質は雲泥の差。
「COUMI TWS-817A」をデフォルトで利用した場合、全体的にややボヤっとした音質で、決して高音質とは言えず、価格相応と言わざるを得ません。
とはいえ、アプリを介さずとも音楽鑑賞や動画観賞に何ら問題なく使えます。
そして本アプリを利用することで、さらに好みの音質にチューニングできるというのは単純に面白いと思います。
ペアリングが済んでいれば、アプリを立ち上げ案内通りに進めるだけ。
右の画像は「Artist EQ」で、ジャズにセットしています。もちろん聞くジャンルによって使い分けは必要ですが、メリハリのない音質が、本アプリを介することである程度クリアになります。
そしてカスタムEQでは、聴力検査のような一連のテストをしたのち、ユーザーに合ったEQに設定できます。
ただ残念なのが、カスタムEQについては、フルカスタムEQというわけではなく、聴覚テストの結果で出たものしか設定できず、自分で数値を自由に変更できない仕様。
また「COUMI TWS-817A」には、同じくそれぞれの音域で聴覚テストを行い、聴こえたところまでスライドさせて設定する、もうひとつのカスタムEQ設定があります。
これなら任意に設定できるのかと思いきや、Bluetoothの特性なのか、高ヘルツ以外聴こえない(音が出ていない?)部分がチラホラ。
何これ…というのが正直な感想です。
そのため、中途半端感は否めないものの、この価格帯なら充分満足できる製品ですし、アプリ内にいくつも登録できるので、プラスアルファ機能程度にとどめておくのがいいかもしれません。
COUMI TWS-817A 旧モデルとアップグレード版との比較
画像左が今回のアップグレード版、右が旧モデルです。
同一モデルなので当然ハウジングは同じですが、(無理くり)違うポイントを見つけたので紹介しておきます。
まずひとつ目が、「COUMI」のブランドロゴが若干濃くなっています。
そして底面に記載されている仕様の色の濃さの違い、"Charger for TWS-817"が消されています。
インジケーターランプ、点灯方法、イヤーバッズの形状など全て同じ。
もう一点違うのは、接続時アナウンスされる"power on""pearing""connected"などの声が若干変わっています。
誤差範囲ともいえますが、重量は1g軽くなってます。
EQアプリを使わない場合、音の違いはないと思います。旧モデルをEQアプリに接続できるか試したところ繋がらなかったので、先に購入してしまった人はあきらめるほかないですね(涙)
操作性に改悪点あり
一点操作上の問題で苦言を呈したいのが、アップグレード版は充電ケースに入れないと電源が落ちない仕様となってしまった点。
旧モデルは、電源ボタン(物理ボタンはないためボタンではありませんが)を1.5秒押せば電源を切れます。
さらに長押しすれば、よくあるBluetooth端末同様ペアリング待機となり、デバイス間の切り替えが容易でした。
それがアップグレード版ではいちいち接続を切って切替えという手間が生まれます。
これと決まった端末ではなく、いくつものデバイスを持ち歩く著者にとっては、地味にストレスを感じます。
COUMI 完全ワイヤレスイヤホン TWS-817A アップグレード版 総合評価
リモートワーク用にはオーバーイヤーの方が推奨されていますが、通話品質も問題ないので、このぐらいお手頃価格で買えるなら普通にオススメできます。
また、何度かランニングで装着したまま走ったりもしてますが、ハウジングもコンパクトでノズルやイヤーピースもちょうどよく、フィット感は良好。耳から抜け落ちるようなことはありません。
突っ込みどころは多少あるものの価格的なメリットは大いにあると思います。
お手頃完全ワイヤレスイヤホンを探しているなら試してみてはいかがでしょうか。
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【総合評価】 | |
製品名 | COUMI TRUE WIRELESS STEREO EARBUDS EAR SOUL TWS-817A UPGRADE MODEL |
総合おすすめ度 | 3.6 |
【旧モデルレビューはコチラ】