ワークマン、相変わらずものすごい人気と勢いですね。
元々職人御用達ということもあり、価格面はもちろん(とにかく安い)、機能性や耐久性は抜群の信頼性があります。
そして現在は、“おしゃれ路線”にも抜かりない「Workman Plus(ワークマンプラス)」が、アウトドアファンのみならず女性や若者にも人気を博しています。
今回は、防寒対策とちょっとした水仕事にもばっちり対応した、ワークマンの防寒ブーツ「ケベック(FC022)」のレビューをしていきます。
Contents
Field Core フィールドコア 防寒ブーツ ケベック インプレッション
前年モデルも評価が上々だった、ワークマンの「Field Core フィールドコア」シリーズのラインナップのひとつ、秋冬用防寒ブーツ『ケベック』。
今期のニューモデルも、見た目はそのままに、見えない部分が随所に改良されています。大きな特徴は、
- 中綿の量が前モデルに比べ1.5倍で保温性を追求
- スリッポン&スピンドルで着脱調整が楽
- 地面から4cmまでの防水性と撥水加工
防寒ブーツの名の通り「ケベック」は、保温性が高く寒冷地にお住まいの方には特におすすめ。
また、雪国に在住の方だけでなく、寒い季節のキャンプ、釣り、登山、トレッキング等々、アウトドア好きならもはやマストアイテムといえるかも知れませんね。
仕様紹介
ワークマン FC022 防寒ブーツ ケベック | |
品番 | FC022 |
---|---|
カラー | クロ / シャンブレー |
サイズ | S, M, L, LL, 3L, 4L |
素材 | ナイロン / ポリウレタン / EVA / 合成ゴム |
重量 | 約260g※片足 |
製品の概要・特徴
メンズでもレディースでも、サイズやデザインさえ合えば、個人的に大きな差異を感じません。とはいえ、「ケベック」はユニセックスモデルなので、サイズは6種と多く、男女兼用で使えます。
2019年秋冬モデルは、中綿が1.5倍になったたことで、ホールド感や保温性がアップしています。
靴ひものないスリッポンタイプで(要はブーツなんですけどw)、履き口部分のスピンドル(ゴム)にて締め具合の調整が可能。
そして何といっても嬉しいのが防水&撥水加工が施されている点。
完全防水とまではいかないものの、ソールやトゥ・ヒールを覆う、ナイロン・EVA・合成ゴムの部分(地面から4cmまで)は防水性があります。また、外側のメイン生地となっているナイロン部分には、撥水加工が施されており雨天使用も安心
といっても1,000円だけだけどねウホウホ!
耐寒性にも配慮されていて、寒さによる硬化からのひび割れもしにくくなっています。
“ユーザーの声”を大事にしているワークマンだからこその地味な改良ポイントですが、こういった見えない部分に注力している姿勢に好感を持てます。
価格はなんと1,900円(税込み)と激安で、人気商品なだけにネット販売は今期販売分は終了してしまっているとのことなので、実店舗へ今すぐGoです!
※上記はレビュー品とは異なります
- 優れた保温性とホールド感で優しい履き心地
- アウトドアに汎用性の高い撥水&防水仕様
- ユニセックスに使える豊富なサイズ
- 完全防水ではなく撥水仕様
- カラバリが少なくワークマン被りの懸念
ワークマン FC022 防寒ブーツ ケベック レビュー・評価・感想
パッケージ・外観デザイン
普段26cm~のシューズが多いので、Lサイズを購入。実店舗で履き比べてみたところ、一番しっくりきました(著者の足は幅広甲高で実寸だと24cmぐらいですw)。
対応サイズ | |
---|---|
Sサイズ | 23.5~24.0cm |
Mサイズ | 24.5~25.0cm |
Lサイズ | 25.5~26.0cm |
LLサイズ | 26.5~27.0cm |
3Lサイズ | 27.5~28.0cm |
4Lサイズ | 28.5~29.0cm |
下記商品の時はMサイズをチョイスしましたが、裸足直履きを想定していたのでこれでOK。靴を購入するときは実店舗で実際に試着するのがおすすめです。
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EVAソールとナイロン部分のつなぎ目、ナイロンからポリエステル生地へのつなぎ目まで、雑さはなく剥がれやほつれは当然ありません。
サイドから見るとよくわかりますが、足の形(屈折)に合わせて立体的に仕上げてあるので、比較的激しめの動きなどにも対応できそうです。
ヒール部分にはしっかりかかとをホールドしてくれる、大きめのナイロンを配置。同じくほつれ等はありません。
足に直接触れる内部にも、外面と同じくポリエステルを使用。オレンジの配色も前モデル同様いいアクセントとなっています。
ワークマンに高級感を求める人も少ないとは思いますが、ご覧の通りこれだけ寄っても目立った雑さはなく、安いながらも品質はしっかりしています。
ワークマン FC022 防寒ブーツ ケベック 機能性・使用感
雨天、晴天どちらも数日間履いてみた上での感想です。
グリップが効く滑りにくいアウトソール
「どうせ安物だし、滑りやすそう」と正直思っていましたが、いい意味で裏切られました。
EVA素材は軽量ですが、一面敷き詰めると結構滑るんですよね。画像の赤の部分があることで、しっかりとグリップが効くようです。
釣りなどで磯場へ行くのは厳しいと踏んでいただけにうれしい誤算。これならタウンユースはもちろん、アウトドアでもガシガシ使えます。
奇をてらっていない汎用性の高いデザイン
アラフォーのおっさんが実際に履いてみると上記の通り。見た目からして決して高級感のあるブーツではないものの、こんな感じの雰囲気であれば、ユニセックスに使えるのも納得です。
外気が寒いと履いた瞬間一瞬ひんやりするものの、中綿の恩恵もあり、かなりしっかりとしたホールド感ですぐにぬくぬくしてきます。
軽量で持ち運びしやすい
メインシューズとしてももちろん利用可能ですが、携帯用のサブシューズとしても最適です。
その重量わずか500g。
公式によれば、今回購入したLサイズの重量は260g(片足)です。つまり合計では520g。実際に計ってみると、実重量より合計20g少ない結果となりました。
もっと軽い軽量シューズはごまんとあります。ただ、これだけ安ければある意味適当に扱えます。
ずっと放置はあまりおすすめしませんが、“汚してもいい靴”として車に放り込んでおけば、どこへ行くにしても、いつでもアウトドアで遊べちゃいますね。
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気になった点・注意したほうがいい点
これといって不満点はないため、改善してほしい点ともいえるかもしれません。
2つ目に関しては、すでに完全防水のラインナップがあるので周知とも言えますが、再確認を含めた意味での注意点となります。
カラーバリエーションが少ない
現在今期分のネット販売は終了。そして前年からあった人気モデルなので、今後も恐らくリリースされていくハズ。それらを踏まえてもカラバリが少なすぎます。
公式ワークマン FC062 防寒ブーツ ケベックNEO(ネオ)
そのために、“完全防水モデル”をリリースしたんだと思いますが、どうせなら“かぶり防止”を防ぐためにももう1色か2色ぐらいは増やしてほしいところです。
今でこそデザインに凝ったラインナップが増えてはいるものの、ワークマンのシューズはあくまでも現場用。単色でカラバリなしもザラです。
とはいえ、ウェアのカラバリに比べてシューズのカラバリはやや薄いような気がします。
防水ではなく撥水
メーカーもしっかりとうたっている通り、本製品は接地面から4cmまでが防水で、その他はあくまでも撥水加工が施されているだけです。
完全防水ではありません。
水場でジャブジャブ使えるほどではありませんし、水に浸したままでは確実に浸水します。
とはいえ、前モデルには撥水加工すらされていませんでしたし、2019年モデルにて改良されています。
ちょっとした水仕事や、雨の日のレインブーツ、雪国用のスノーブーツなど、多少濡れる恐れがあるシチュエーションで大活躍します。
WORKMAN FC022 防寒ブーツ ケベック 総合評価
今回著者は、実店舗(「ワークマンプラス」ではなく「ワークマン」)で購入しましたが、在庫はまだまだ大量にありました。ネットになければ実店舗、特にプラスではなく普通のワークマンが狙い目です。
軽いだけでなく、ソールはヒール部分にかけてほんの少し高くなっていて、さらにたっぷりな中綿で包み込むようにホールドしてくれるので、履き心地は最高です。
過去モデルを持っているなら特に再購入の必要はないと思いますが、見つけたらとりあえず買っておいて損はないと思います。
しばらく店内をウロウロしていると、女性の方々が何名か試着し購入していくのを見かけています。フォルムやデザインはどちらかというとカワイイ方なので、もしかしたら『ケベック』は、女子人気の方が高いのかもしれませんね。
ケベックは、価格面・機能面共にワークマンの頑張りがうかがえる防寒ブーツです。
※上記はレビュー品とは異なります
【総合評価】 | |
製品名 | ワークマン FC022 防寒ブーツ ケベック |
総合おすすめ度 | 4.7 |
まとめ
著者は職人ではありませんが、元々現場サイドにいたこともあり、以前は「職人御用達」感が強く、かつては一般消費者が入りづらい感は確かにありました。
ところが今は全く印象が違います。
現在のような人気が出る前からちょこちょこ利用していた側からすると、ここのところ実店舗にも若者や女性が多くいることに驚きを隠せません。
いつまで続くかわかりませんが、今後もアウトドアのおともに目が離せませんね。