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有名なホトトギスの川柳の作者は不明だった件

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僕にネタをいつも提供してくれる友人のJ君。彼がまた訳の分からないことを言ってきました。「“鳴かぬなら~ホトトギス”って誰が言ったの?」と突然電話がかかってきて聞かれました。

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正直心の底からどうでもいいと思ったけど、彼はこういいます。「調べてくれ。」と。自分で調べろ!とは思ったんだけど、ちょっと面白そうなので記事にします。

そんな話。

 

 

超絶有名な川柳

誰でも知ってるとは思うけど、信長、秀吉、家康の人柄を表した川柳です。一応おさらいも兼ねて記しておきます。

織田信長:鳴かぬなら殺してしまえホトトギス

豊臣秀吉:鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス

徳川家康:鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス

これ、すごく有名ですよね。聞いたことない人の方が少ないかもしれません。

で、さっきの話をもう少し詳しく話すと、友人のJ君は「これって誰か一人が言ったと思うんだよね。」と言いました。そして無知な僕がこう答えます。「え?それぞれが詠んだ句じゃないの?」と。そういうわけで、「(気になるので)調べてくれ。」となりました。

 

誰が謳ったものか

確かに言われてみれば有名だけど誰が詠んだものかを気にしたことはありませんでした。彼から聞いて僕はむしろ「誰も詠んでいないのでは?」と思いました。

色んな所を調べてみたんだけど一番信憑性のある下記サイトを参考 にしたいと思います。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~gokuh/ghp/think/zakki_08.htm

いきなり結論から行きます。

「鳴かぬなら~ホトトギス」の本当の作者はわからない。

おいおいちょっと待てよ、そんな誰かわからない人の言ってたことを何となくとはいえ鵜呑みにしてたのかい? 昔の人も含めてそれでいいのか?しかもこんなメジャーな川柳なのにどういうこと?と思いましたがこう続きます。

私が知らないのではなく「読み人知らず」という事で作者不詳で紹介され後世に残ったものなのです。

うむ、どちらにしても作者不詳には変わりないようです。

 

何に書いてあるのか

きっと文献なり、何かに書いてあるに違いない、ということで調べました。ネットで調べる限り、松浦静山の『甲子夜話(かっしやわ)』に記載されていたといって良さそうです。甲子夜話 - Wikipedia

これ、原文です。

2.鳴かぬなら……      『甲子夜話』五十三より

  夜話のとき或人の云けるは、人の仮托に出る者ならんが、其人の情実に能く恊へりとなん。
  郭公を贈り参せし人あり。されども鳴かざりければ、
 なかぬなら殺してしまへ時鳥   織田右府*1
 鳴かずともなかして見せふ杜鵑  豊 太 閤*2
 なかぬなら鳴まで待よ郭公    大権現様*3

このあとに二首を添ふ。これ憚る所あるが上へ、固より仮托のことなれば、作家を記せず。

鳴かぬなら……(「ほととぎす」の句)

まぁ僕も歴史がものすごく好きというわけではないので、松浦静山も『甲子夜話』も初見だったけど、新たな発見でした。この『甲子夜話』、いつの時代のモノかと言えば、家康没後だいぶ経ってからの江戸時代後期。

『甲子夜話』(かっしやわ)は、江戸時代後期に肥前国平戸藩第9代藩主の松浦清(号は静山)により書かれた随筆集。

甲子夜話 - Wikipedia

ってことは何ですか?家康が亡くなって200年近くもたった後、直接会ってもないどなたかわからない人が、彼らのことを文献なり何かで勝手に想像して書いたにすぎないってことですかね? いいのかい、こんなんで。

 

 

まとめ

もっと詳しく知りたい人はリンクの記事読んでください。

というわけでこれを伝えるために彼に電話しました。すると彼は「もうどうでもいいや。それよりさぁ…」ですって。(んだとゴルァァァぁぁぁ!!!もうぜってー調べねぇからな!!!覚えとけよ!!)と内心思ったけど僕は優しいので教えてあげました。

すると彼は言いました。「いや、俺もウグイスっておかしいと思ったんだよ。だって3人が同じこと言うはずないもん!」(おいおい、ウグイスではなくホトトギスだ。)

このやり取りを聞いていた彼と同棲中の彼女が言います。「ウグイスじゃゴロ悪いからだね。」

もう、何なんだ、おまいら!

 

以上。

 

新しい発見は楽しいけど、何か??

*1:織田信長

*2:豊臣秀吉

*3:徳川家康

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