スポーツ・レジャー 伊豆

【観光レポ】世界遺産「韮山反射炉」見どころ・アクセス・料金 徹底解説|行く価値無しのがっかりスポットは昔だけ?!

更新日:




世界遺産「韮山反射炉」観光レポ・見所紹介|行く価値無しのがっかりスポットは昔だけ?!

静岡県には現在、2つの世界遺産があります。

それが、日本の象徴とも言える「富士山」と、現在の日本の近代化の礎を担った「韮山反射炉」です。

いずれも「文化遺産」に登録されており、厳密に言うと富士山は「信仰の対象と芸術の源泉」、韮山反射炉は明治日本の産業革命遺産製鉄・製鋼,造船,石炭産業というのが正式名称です。

かねてより、かつては、“がっかりスポットにも載らない(話題にならない)がっかりスポット”などと揶揄されてきた韮山反射炉ですが、2015年に世界遺産に登録されるや否や、街をあげて改装され、装いも新たに素晴らしい施設として生まれ変わりました。

今回は、世界遺産「韮山反射炉」観光の見所・アクセスなど徹底レポートをしていきます!

端的に言って、最高!伊豆観光きたら行くウホ!
周りは何もないので抱き合わせがいいウキ!

 

世界遺産「韮山反射炉」とは

静岡県伊豆の国市にある国指定史跡で、日本で唯一(山口県萩市の萩反射炉とともに)現存する実用反射炉でもあります。

世界遺産登録を皮切りに、各メディアにも取り上げられ、現在はかなりの地名度となっています。特に、日テレの「ザ!鉄腕!DASH!!」での1コーナー、DASH島で反射炉を建設していることで、反射炉の存在を知ったという方も多いはず。

これまではあまり日の目を浴びることがなかった「韮山反射炉」ですが、稼働を終えた150年以上の間、地域住民の協力や理解もあり、現在まで補修工事を繰り返し保存されてきました。

そして現在は、日本が誇る観光施設(歴史文化施設)と言っても過言ではありません。近代の日本の歴史がたっぷり詰まったこの施設は今後、国際的にもさらに注目を浴びていくことでしょう。

ではまず簡単に概要です。

韮山反射炉概要

韮山反射炉は、韮山代官江川太郎左衛門英龍(坦庵-たんなん-)などの蘭学に精通した官僚により、欧米諸国の植民地化や開国要請に対抗して幕府に進言して築いた大砲鋳造炉のことです。

当時の日本は、アヘン戦争(天保11年-1840年-)や黒船来航(嘉永6年-1853年-)など、列強諸国に対抗するための軍事力強化が責務となっていました。

元は伊豆下田にて築造開始されましたが、ペリー入港を受け製造場所は韮山へ変更され、江川英龍の死後、息子の江川英敏が跡を継ぎ、二つの溶解炉を連ねた四つの炉を持つ反射炉として1857年(安政4年)に完成しました。

一時は放置されていた韮山反射炉でしたが、1908年(明治41年)、1957年(昭和32年)、1985年(昭和60年)〜1989年(平成元年)にレンガの補修や外部の補強など、大規模な保存修理が行われ今日に至ります。

堅い話はこのぐらいにして観光レポするウホ!
幕末の歴史好きなら楽しめるはずウキ!

 

韮山反射炉 観光レポート・見どころ解説

タイトルや冒頭で記載している通り、県内外から、行ったらがっかりする“がっかりスポット”と言われ続けてきました。

実際僕も行く価値はないと思ってましたし、地域住民からすれば社会科見学でお腹いっぱいの施設でしかありませんでした(著者は地元ではありませんが県東部の出身です)。

というのも、周りには何もありませんし、場所もわかりにくい、行ったはいいけど反射炉がポツンとあるだけという、世界三大がっかりスポットのマーライオンに匹敵するぐらい行ってもしょうがない場所でした。※著者はマーライオンも見ましたがビビるほどがっかりしましたw

僕もそういった記憶しかなかったので、全く気乗りしないものの、観覧料も500円と安いのもあり、子供の散歩がてら行ってきました。

とは言っても、実はこの観覧料、100円が300円になり、500円と少しずつ値上がりしています。

正直この料金も“行く価値なし”と思わせていた要因でもあります。でも、現在は問答無用で、行く価値充分ありです!かつてより(施設らしく)ずっとよくなっています。

静岡が誇る世界文化遺産「韮山反射炉(明治日本の産業革命遺産製鉄・製鋼,造船,石炭産業)」のレポートと見どころ解説をしていきます!

韮山反射炉ガイダンスセンター

アクセスや料金は後述しますが、駐車料金は無料、周りに特に何もないので車で来る方がアクセスしやすいです。

ただ、現在は観光周遊型韮山反射炉循環バス「歴バスのる~ら」(300円で乗り放題)があるので、電車などの公共交通機関を利用しても問題ありません。

土日がメインで、一日6本ほど運行しています。ダイヤは下記の通り。

  1便 2便 3便 4便 5便 6便
伊豆長岡駅 10:15 11:10 12:40 13:30 14:20 15:10
韮山反射炉 10:25 11:20 12:50 13:40 14:30 15:20
蛭ケ島公園 10:30 11:25 12:55 13:45 14:35 15:25
江川邸 10:35 11:30 13:00 13:50 14:40 15:30
韮山いちご狩りセンター 10:37 11:32 13:02 13:52 14:42 15:32
北条の里 10:46 11:41 13:11 14:01 14:51 15:41
伊豆長岡駅 11:00 11:55 13:25 14:15 15:05  15:55

駐車場だけでなく、道もしっかり整備され、バリアフリーはもちろんのこと管理は行き届いています。

特に2016年12月より新たに新設された韮山反射炉ガイダンスセンター」が観覧する価値をグッとあげてくれています。

ここでは、反射炉の構造はもとより、稼働当時の状況、歴史などが展示物や映像から学べます。

入口-エントランス-

韮山反射炉を観覧するにはまずこの、「韮山反射炉ガイダンスセンター」の施設内に入っていきます。

韮山反射炉は所要時間1時間あれば充分見て回れます。せっかくここまできたなら江川邸(国指定重要文化財)とセットで見て回るのがベスト!

観覧料は500円です。また、伊豆の国市民は無料となってますので、まだお越しではない市民の方はお得に観覧できますのでぜひ!

最近はアプリ連動のガイドも増えてきましたね。8ヶ国語対応の「guidoor」、インストールしておいてもいいかもしれません。

Guidoor

Guidoor
無料
総合評価:★★★★☆ 4.0

海外からの観光客を見据えてのIT化。田舎もなかなかやりますね。

入り口に入ってまず目に飛び込むのは、ユネスコより交付された「世界遺産一覧表記載認定証」です。

左が訳で右が原文

レプリカだとは思いますが、(休日や団体客が来館した場合などは混雑するかもしれませんが)この前で写真を撮れます。

展示内容

韮山反射炉ガイダンスセンター見取図

ご覧の通り、施設はそこまで広くありません。観覧スペースはカラーになっている部分です。

チケットを購入したら、パンフレットを眺めながら、来館記念のスタンプを押しつつ展示内容へ。

では、「展示1:プロローグ」へ入っていきます。

本施設、展示物も飽きさせないようにデザインも凝ってますし、映像を流してくれているので歴史に興味がなくても退屈しなさそうです。

黒を基調としていてオシャレな雰囲気

展示1すぐ隣の「映像ホール」では、歴史や価値、役割などを10分程度(上映時間8分)で映像を用いて解説してくれます。

幕末から近代の歴史を年表を見ながらおさらいしたいところですが、ここへは再度戻ってこられるので、順路通り映像ホールへと入っていきます。

プロジェクションマッピング調で、空間をうまく利用しています。

映像だけでなく、光との演出も加わり、思いの外見応えのある映像でした。

大迫力の映像

反射炉が近代産業にどんな役割を担っていたかなどを視覚で学べるので、お子さんにもおすすめです。

そして「映像ホール」のスクリーン両脇とセンター部分には、展示物が並んでいます。

大砲だけでなく弾丸なども鋳造

大砲がこんなへんぴなところで作られていたと想像するだけでもワクワクしちゃいますよね。

様々な種類の大砲があるなか、18ポンドカノン砲は韮山反射炉で鋳造されたといわれています。

展示1、3のブースはほぼ繋がっていて、博物館などと同様、展示物から歴史を学ぶことができます。

製鉄の技術史

イラスト付きでわかりやすく解説してくれています。

鋳造の歴史や役割だけでなく、韮山反射炉の生みの親である江川家や、江川家を支えた人々なども学べます。

当時の図面なども展示

当時の図面が状態よく残っているあたりを見ると、手厚く保存されてきたのが伺えますね。

そして青銅製の臼砲(きゅうほう)の展示もありました。

青銅製20ドイムモルチール

この2門の臼砲(モルチール)は、紛れもなく韮山反射炉製とのことです。

こうして歴史を眺めていると、今の日本があるのも、「先人たちがその礎を築いてきたからなんだよなぁ」としみじみ感じます。

修繕を繰り返し現在に至る

これまでの大規模な修繕工事

1908年(明治41年)

  • 煉瓦補修
  • 煙突部上中下層への鉄帯補強

1957年(昭和32年)

  • 煙突外部への鉄骨トラス設置による補強
  • 煙突内部への木枠ブロック設置による崩落防止措置
  • 煙突天蓋設置

1985年(昭和60年)〜1989年(平成元年)

  • 基礎、炉帯、煙突内外部補強
  • 鉄骨トラス差替
  • 煙突天蓋差替

最後に明治から昭和にかけて行ってきた修繕内容を写真とともに観覧し、ガイダンスセンターを後にします。

ここの中を端から端までしっかり見ていくだけでも小一時間は潰せるウホ!
決して大きい施設ではないけど展示の仕方もわかりやすいウキ!

 

韮山反射炉見学

ではいよいよ反射炉見学です!ここは以前とそんなに変わっていませんが、現在は韮山反射炉ガイド」という無料のガイドをつけてもらえます。

本来は予約制のようですが、平日は人も少ないため、常駐のガイドさんがすぐに対応してくれます。

  • 受付時間:9:00~16:00
    土・日・祝祭日:9:00~11:30、13:00~16:00
  • 所要時間:約20分
  • 費用:無料
  • お問い合わせ先:TEL055-949-3450/FAX055-944-6886

詳しくはコチラ→ 伊豆の国市/韮山反射炉ガイド

※韮山反射炉には5人のガイドが常駐

余談ですが、ちょうど僕たちが見学している時、テレビクルーがいました。もしかしたら芸能人にも会えるかもしれません(確率は低いですけど)。

反射炉自体は正直「ふ〜ん」で終わります(以前がそうでした)。でも先ほどの施設で反射炉が“どんなことをしていたのか”を頭に叩き込んでおけば、見る楽しさは倍増します。

ご覧の通り、ベビーカーでも凹凸はほぼ無く進め、歩道も整備されているのでお子さん連れでも問題ありません。

以前まではコチラだけだったので、少し重複する内容となっています。

反射炉内一つ一つの構造の説明があり、実物を見ながら理解を深めていきます。

かなり補修箇所が目立つので、かつての面影を残してはいるものの少し残念な気もします。

ぐるりとスロープで一周回れるようになっていて、それぞれの面で解説してくれているのでゆっくり眺めて行くのもいいですね。

「ガイダンスセンター」内でも説明されますが、韮山反射炉はこのそびえ立つ本体のみでは決して成り立ちません。大砲を作ると一口に言っても、準備から溶解鋳込鑽開(くり抜き)完成試射までの一連の流れが必要です。

俗にいう大砲製造工場の産業システムが、ここ、韮山反射炉で行われていました。

実際世界遺産の範囲は「反射炉本体」と「関連建物跡地(史跡指定地)」「河川部分」から構成されています。

水車で動力をとったりと、この韮山という土地が大砲作りに適していたと言えそうですね。

ちなみにこの韮山古川は、狩野川水系の川で水質はかなりクリアです。そのため、5月の中旬から6月の中旬にかけて、伊豆でいち早く自生ホタルを鑑賞できる場所です。

駐車場は無料なので、この時期に合わせて宿を取るのもありかもしれませんね。

鉄製24ポンドカノン砲

株式会社木村鋳造所による再現ですが、江川家の家臣長澤家の図面をもとに製造されたカノン砲です。この大きさ(全長3.502m)で、重量は3.5tあるそうです。

散策も楽しめる

特に何があるというわけではありませんが、古川沿いに遊歩道があります。川のせせらぎを聞きつつ、のんびりと歩くのも趣深いかもしれません。

遊歩道側から反射炉を撮影

完全に逆光ですが、反射炉が見えると思います。途中にベンチもあったりと四季に応じて変化する植物を眺めるのも乙ですね。

これで反射炉の施設は一通り終わりウホ!
お土産や地場産品も買えるからそのまま流れで行くウキ!

 

広告

地場産品やお土産は「反射炉物産館たんなん」

株式会社蔵屋鳴沢運営の2015年7月に新装オープンした「反射炉物産館たんなん」と「 反射炉ビヤ直営レストランほむら」。

コチラは反射炉に行かなくても無料で入れます。

お土産はもちろん、地場産品が所狭しと陳列されているので、覗いてみてはいかがでしょうか。

店内にはちょっとしたイートインスペースもあり、「大砲もんじゃまん」、「天城猪まん」という謎フードがあったので、大砲もんじゃまんを食べてみました。※現在は廃業してしまいましたが、かつては猪村という猪のみを扱うテーマパークがありました。猪まんは多分その名残だと思います。

黒い…

中身少ない…味は…普通…

辛口評価すると、不味くはありませんがもんじゃ味が謎すぎます。中華まん食べるなら、「ちょっと我慢してコンビニで買いましょう」とだけ言っておきます。

お茶も有名で、テイスティングもできるのでおすすめです。

食事は「反射炉ビヤ直営レストランほむら」

物産館に隣接しているのが同社運営の「反射炉ビヤ直営レストランほむら」です。

今回僕らは時間的な都合もあり、ランチも済ませていたため入店はせず。

やや観光客向けですが、地ビール「反射炉ビヤ」や、網焼きレストランならではの肉を堪能しちゃいましょう!

曜日 営業時間 ラストオーダー
月〜金 11:00〜15:00 14:30
土・日・祝 10:00〜21:30 20:30

※営業時間は変更される場合もございます。詳しくは公式サイトをご確認ください。

伊豆の国市「蔵屋鳴沢」反射炉と地ビールとお茶の直売

入口で記念撮影

物産店入り口には韮山反射炉PRキャラクター(ゆるキャラ)「てつざえもん」と、「韮山代官江川太郎左衛門英龍(坦庵)」と記念撮影できます。

蔵屋鳴沢

〒410-2113 静岡県伊豆の国市中272−1
TEL:055-949-1208

江川邸と抱き合わせれば半日は潰れそうウホ!
伊豆の国市は温泉も多いから温泉入りながら訪れるのもいいウキ!

 

韮山反射炉基本データ

料金

観覧料
一般個人 500円 小中学生 50円
一般団体(20名以上) 450円 小中学生 50円
障害者
※介助者2名まで無料
無料 小中学生 無料
韮山反射炉・江川邸共通入場券 700円 小中学生 250円

開館時間

4月〜9月:9:00〜17:00

10月〜3月:9:00〜16:30

休館日:毎月第3水曜日(祝日の場合は翌日)

アクセス

車でお越しの場合
新東名長泉沼津IC・東名沼津ICから伊豆縦貫道経由で約30分

電車でお越しの場合
JR三島駅乗換え、伊豆箱根鉄道駿豆線伊豆長岡駅下車タクシーで5分(1.9km)・レンタサイクルで10分・徒歩25分・巡回バス利用も可(300円)

駐車場
バス10台、乗用車100台以上(無料)

所在地:〒410-2113 静岡県伊豆の国市中260−1
TEL: 055-949-3450
FAX:055-944-6886

韮山はイチゴ狩りがファミリーに人気ウホ!
他にも見所はあるからチェックしてみるウキ!

 

あとがき

今回江川邸をご紹介してませんが、江川邸は間違いなく抱き合わせで行くことをおすすめしておきます。

自然豊かな静岡県が誇る伊豆の国市の世界遺産。ジオパークも至る所にあり、観光には事欠きません。

かつては見る価値なしだった韮山反射炉でしたが、現在は存分に見る価値ありです。伊豆観光の際に訪れて見てはいかがでしょうか。

  • この記事を書いた人

つっちー。

管理人の「つっちー。」です。 「非アクティビズム。」は、主に管理人が気になったモノやコトを紹介するエンタメメディアです。 ガジェット/アプリ/アウトドア全般

-スポーツ・レジャー, 伊豆
-, ,

Copyright© 非アクティビズム。 , 2017 All Rights Reserved.